慢性痛と運動②~下行性疼痛抑制系~
- higashioomiya-hongou
- 3月27日
- 読了時間: 3分

皆さんこんにちは!
東大宮ほんごう整骨院です!
今回は前回の続き、
慢性痛の原因とされる
下降系疼痛抑制系をうまく
働かせる為には、運動というのが
とても有効である事がわかってきました。
その理由をお話します!
運動が下降性疼痛抑制系の働きを良くする
理由は、いくつかの要因が複合的に
作用するためと考えられています。
1. 神経伝達物質の活性化:
運動は、脳内でセロトニン、ノルアドレナリン、
エンドルフィンなどの神経伝達物質の分泌を
促進します。これらの物質は、下降性疼痛抑制系を
活性化し、痛みの伝達を抑制する効果があります。
特に、エンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれ、
痛みを緩和する作用が強く、運動による痛みの
軽減に大きく関与していると考えられています。
2. ストレス軽減効果:
運動は、ストレスホルモンの分泌を抑制し、
心理的な緊張を緩和する効果があります。
ストレスは、下降性疼痛抑制系の機能を
低下させる要因の一つであるため、運動による
ストレス軽減は、このシステムの正常な機能を
維持する上で重要です。
3. 血流改善効果:
運動は、全身の血流を改善し、筋肉や
神経組織への酸素供給を促進します。
これにより、痛みの原因となる炎症物質の排出が
促され、痛みの緩和につながると
考えられています。
4. 筋肉の柔軟性向上:
運動は、筋肉の柔軟性を向上させ、関節の
可動域を広げる効果があります。
これにより、筋肉の緊張や関節の負担が軽減され、
痛みの発生を予防または緩和することができます。
5. 心理的効果:
運動は、気分転換やリフレッシュ効果をもたらし、
心理的な満足感や達成感を与えます。
これらの心理的な効果は、痛みの感じ方を和らげ、
痛みに伴う不安や抑うつなどの感情を
軽減する効果があります。
これらの効果が複合的に働き
下降系疼痛抑制系のシステムの働きを
良くしてきます!
つまり、慢性の痛みには『運動』を
する事で、下降系疼痛抑制系をきちんと
働くようにしてあげる事が
とても大切だという事ですね^_^!!
また、もう少し言うと、
体のバランスを整えて、運動する事で
更に効果は倍増します!
体が歪んだ状態で運動するよりも
体が整った状態で運動する方が
神経もきちんと働き出す気がしますよね^_^
つまり、『治療+運動』という
考え方が慢性痛にはとても大切な
考え方になってくるという事です^_^
まずは体のバランスを整えていきましょう!
ご連絡お待ちしております🍀
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