慢性痛と運動①~下行性疼痛抑制系
- higashioomiya-hongou
- 3月27日
- 読了時間: 2分

皆さんこんにちは!
東大宮ほんごう整骨院です!
今日は慢性痛についてのお話
実は人間には体に痛みの信号が起こっても
それを自ら抑える鎮痛剤のようなシステムが
あります。
通常ならならこなシステムが正常に
働く事で痛みが徐々に和らいでいくわけです。
しかし、なかなか痛みが治らない、
ずっと痛いのが続いている、
このような方は
今から話す『下降系疼痛抑制系』という
システムが上手く働いていない事が
考えられます。
下降性疼痛抑制系
(かこうせいとうつうよくせいけい)とは、
脳から脊髄へ向かう神経経路であり、
痛みの伝達を抑制する機能を持つシステムです。
通常、痛みは以下の経路で脳に伝わります。
①末梢神経で発生した痛みの信号が、脊髄を
通って脳へ伝達されます。
② 脳で痛みが認識されます。
一方、下降性疼痛抑制系は、この痛みの
伝達経路を逆向きに働き、痛みを抑制します。
①脳幹部から脊髄後角へ神経線維が下行し、
脊髄後角で痛みの伝達を遮断します。
②このシステムには、ノルアドレナリンや
セロトニンなどの神経伝達物質が関与して
います。
〈下降系疼痛抑制系の重要性〉
下降性疼痛抑制系は、痛みの感じ方を
調節する上で重要な役割を果たしています。
* このシステムが正常に機能することで、
過剰な痛みの感受性が防がれ、適切な痛みの
制御が行われます。
* 逆に、このシステムの機能が低下すると、
同じ痛みの信号であっても、痛みを強く
感じやすくなることがあります。
つまり、慢性痛の方の多くは、この
下降系疼痛抑制系がうまく働かなく
なってしまっている状態と言えます。
そして、これからが大事なお話!
この下降系疼痛抑制系の働きを良くするのに
『運動』というのがとても有効な手段である
という事がわかってきているんです!
何故運動が有効なのか???
それは次の記事でお話しますね^_^
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