マッサージで体が壊れる
- higashioomiya-hongou
- 2016年9月1日
- 読了時間: 2分

みなさんこんばんは東大宮ほんごう整骨院院長の鈴木です。 先日は膝の痛い患者様がいらっしゃいました。
70代の女性ですが、2ヶ月ほど前から 歩行時、動作時の膝の痛みが出てきたそうです。
この患者様は以前からずっと体のメンテナンス として近くのマッサージ屋さんに1ヶ月に1度必ず
マッサージを長年受けてきそうです。 しかし、膝の痛みが出てきてから何度かマッサージに
通ったものの、症状が全く変化しないため、友人の
御紹介で当院を訪れました。この患者様、まずテーブルに
寝てもらい体の状態を検査すると、まるで鉄板が入っている のではないかと思うくらい、背中から腰にかけてカチカチに固いのです。 ふつうの筋肉の緊張とは比べ物にならないほどです。 これは、みなさんにも知ってもらいたい話ですが強く
筋肉を押し込むようなマッサージは逆に筋肉が固く
なっていきます。マッサージにより筋肉が傷つき、硬化していって いるのです。この患者さんは明らかにマッサージを受けることで
体が壊れていっているケースだと思いました。とりあえず、
当院の治療で、体の傾きや捻じをとっていきました。
背中や腰は一切触っていません。 そしてマッサージをしばらく受けないで欲しいと伝え、
その日はお帰り頂きました。 本日5回目の治療をしましたが、膝の痛みはすっかりなくなったようです。 よかったですね。繰り返しますが背中や腰は一切触っていません。 しかし、今現在、背中や腰の緊張はほとんど感じられなくなりました。 傷ついた筋肉に修復する時間を与えたわけです。筋肉が修復しようとしている
途中でまた強いマッサージで筋肉を傷つけてしまう。。。 これではいつまでも筋肉は修復出来ず、やがて硬化していきます。 この患者さんにとっては背中や腰を触らないでおいてあげることが結果的に
体全体の緊張を緩め、体のバランスが整っていき、最終的には膝の回復に
つながったのではないか思います。みなさんもマッサージを受ける時は 力いっぱい揉んでくれるようなところはなるべく行かない方がいいのでは
ないかと思います。 逆に筋肉を傷つけていませんか???