ブルーライト
- higashioomiya-hongou
- 2015年1月17日
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みなさんこんにちは 東大宮ほんごう整骨院院長の鈴木です。 さて今日は近年急速に波及しつつあるLED照明に 代表される「ブルーライト」のお話をします。 ブルーライトとは、波長が380~495nm(ナノメートル)の 青色光のことで、ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の 中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、 角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。 パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイや LED照明には、このブルーライトが多く含まれています。
一般に私たちが「光」と呼んでいるものは、電磁波のうち、 ヒトの目で見ることのできる可視光線のことです。 可視光線の波長は、およそ400~800nm(ナノメートル)で、 ブルーライトは380~495nm。400nmより短くなると紫外線、 700nmより波長が長くなると赤外線と呼ばれます。 私たちの目の角膜や水晶体は、およそ350nm~800nmの 波長を透過させますが、それより外側の電磁波(光)は 透過できません。つまり、網膜に到達する光の中で、 紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光が、 ブルーライトというわけです。 少し難しい話になりましたが、要は、ブルーライトを 含む、携帯、スマートフォンを長時間やり続ける ということは、網膜に非常に大きな負担となって しまうとうことです。


上の図を見て分かる通り、とりわけスマホ、 ゲーム、パソコンのブルーライトの量の値が 高いのが分かります。しかし逆に、つい10年前 までは、どこの家庭にもあったブラウン管のテレビは 、ブルーライトの値が非常に低い値になっているのが 分かります。「目の健康」とう観点から見れば、昔懐かし のブラウン管のテレビの方が良かったとも言えますね。 さてブルーライトが目に対しては悪影響であるという ことはわかって頂けたと思うのですが、実は もうひとつブルーライトの特性を理解して頂きたい ことがあります。 本来人間には体内時計(サーカディアンリズム)と言って、 外が暗くなり、夜になると、精神が落ち着き、眠くなる、 逆に朝、外からの光を浴びると目が覚め、活動的になる、 というような、生まれながらに持った生理的なリズムが あります。 人の網膜には、もともと、光の明暗を感じる「錐体」と、 光の色を感じる「桿体」があるこが分かっていましたが 最近になってもうひとつ新たに発見されたものがあります。 第3の視細胞(メラノプシン含有網膜神経節細胞)です。 ここで得た光の刺激は直接視床下部に届けられるため、 ホルモンの分泌に作用し、結果、サーカディアンリズムに 大きな影響を及ぼします。この第3の視細胞に非常に強く 反応するのが、ブルーライトなのです。 つまり、夜、体が寝ようとしているときにブルーライトを 浴びてしまうとサーカディアンリズムが崩れ、眠りずらく なって体が起きてしまうとうこと、しかし、逆を言えば、 朝体が起きようとするときは、ブルーライトのような 強い光を浴びるとうことは、体を起こす役割も果たします。。 ブルーライトも特性をよく理解し、適量、適所で使用する ことが非常に大事だということです。 一日パソコン作業をするという人は、ブルーライトを 除去するサングラス等がありますから、着用をおすすめ します。また携帯、スマホ作業を目から最低30cm離した 距離で使用するのが少しでも目への負担を減らす方法です。 また、目へのストレスとうのは、体のバランスを崩す大きな 要因のひとつです。 健康な体の状態を維持するためには、目へのストレスを 減らすことが非常に大事になります。